東チベット単独行 雑記 1" /> 東チベット単独行 雑記 1"/>

東チベット単独行 雑記 1

公開日: : ユウジ 記事

実はぼくは今、

中国四川省は成都にいる。

東チベットと貴州省の民族を巡る、

2週間の一人旅だ。

 

どんなに頑張ったって空き家探しの記事が書けないので、今できることを、今のリアルを書こうと思う。

 

とにかく、一切の妥協もない、

最高の家を見つけることができた。

帰って、また書けるようになったら、

ちゃんと最後まで書こうと思う。

もういいや、自分を責めなくてな。

それどこじゃなかったしな。次から気をつけよう。

 

小さな成功に依存する前に、

喜びを感じてしまう前に、

成都に来た。

今思うと、

尾道は光に満ちた有意義な日々であった。

でもぼくは知っている。

光の中にいながら、わあ光だ楽しい!と確認してしまうと同時に、

影の中で何かがムクッと起き上がり、

静かな崩壊が始まるという事を。

あれは本当に、本当に、

嫌だ。

 

クソ嫌味ったらしい痛みのない崩壊くらいなら、

それが始まる前にこっちから自分でぶっ壊してやる。

ゼロからなんとかイチを作り、

イチからニになりサンになり、

ヨンゴロクとなっていったところで、

その先に終わりはあるのか?

大きい数字の奴が勝ちなのか?何に?

だっさ。

だったらゼロからイチを、

100回繰り返して死にたいわ。

一人になろうが、意味わからんと笑われようが。

そうにしか、生きられねんだからもう、腹くくろう。そろそろ。

「成功する前に壊したくてしょうがないような奴らばかり」

とはよく言ったもので。

(男は不安定 / ゆらゆら帝国)

 

ぼくはほんとに単純に、

坂本くんのようなかっこいい男になりたいだけなんだ。

ファンタスティックな夜だぜ全く。

 

 

——-

 

 

中国の経済成長が産んだ、

煌びやかな町の中心部

そこから邪魔なものを掃いて捨てたようなダウンタウンの中の建物の一室の

二段ベッドの下段で、

iPhone5にこの文を打っている。

 

それがいまのリアルだ。

S__4562973
img_7147まだリアルが、リアルである事を拒んでいる。

頭が怒っている。

「おい体てめえ!おめえ何勝手な事してくれてんだタコ!どこだよここ!」

ニュートラルだ。ぼくは今。

何にも、属していない。

これが自由だと、勘違いしていた時期もあった。

 

 

——-

 

 

この退廃的な宿には、

退廃的な若者が集っている。

やってられないのだろう。あらゆることが。

AKIRAの世界にいるようだ。

今の日本にはまずいないであろう、

美しきドブネズミ感の漂う中国人の若者が日々、たむろしているようだ。

ここの連中には、

かつてのイギリスが産んだ、純粋なパンク精神が見て取れる。

モヒカンにしてスタッズつけてライブハウスで仲間内ではしゃぐのがパンクだと勘違いしてる、日本のファッションパンクの連中に、

こいつらの目と態度を見せてやりたい。

美しい。

けど頼むから今日だけは静かにしてほしい。疲れてんだわ。

この旅の最初の教えは、これなのかもしれない。

「そういう」場所には「そういう」人達が自然と集まり、

その例外はない。ということ。

これは空間の真理だ。

勝手にそう思い込むことにする。

尾道に戻ったらあの家を、

どういう場所にするのか、意思を持って、

「そういう場所に」しようと決めた。

 

忘れないようにしないといけない。

 

 

——-

 

 

クタクタに疲れ果てて、やっと見つけた初日の宿。

お腹が空いたので、荷物を置いてすぐに外へ出る。

適当に入った大衆食堂。

img_7138-1愛想など欠片もないおばちゃんに、

メニューを指差して水餃子を注文する。

 

食べ終わり、

言うか言わないか少し迷いながら

謝謝…ハオチー。と言ってお金を渡す。

鉄の表情のおばちゃんの顔が、

くしゃくしゃの満面の笑みに変わった時、

旅の始まりを感じた。

関連記事

no image

最終章 / 群馬人が尾道で空き家を見つけることはできるのか

以下の文は2016年8月に書いてあったもので、その記事を上げた今日は2017年7月5日です。

記事を読む

2015-03-12_100352

永久保存版(本当の)一人旅で聞くべき音楽10選

    僕は昔一人旅をしていた頃、旅の表面の楽しい部分しか伝えないよ

記事を読む

3836081505653

28歳躁鬱病者はバスに揺られてかく語りき 2016/02/02

  バスは刻々と広島へ向かっている。

記事を読む

6378951968005

着物を解体し、再構築する。 Vol.2「素材の 収集」

作る服の路線が決まった。   尾道の着物を集めて、解体し、再構築する。

記事を読む

no image

展示内容となぞの意気込み

前回の記事でも言いましたが、8月に東京・渋谷ヒカリエでの展示が決まりました。 テンパってばかり

記事を読む

2016-02-22_022729

群馬人が尾道で空き家を見つけることはできるのか Vol.06

  完全に第二波が来た。ノッてきた。 第一波の反省点を踏まえて慎重にいきたいと

記事を読む

A swirl of star formation

或る旅人

  僕には心から尊敬している人、Tさんがいる。 僕の旅の師匠だ。 彼の「

記事を読む

01f35c067156d6068c603d7e0cf37110276e394c6e

群馬人が尾道で空き家を見つけることはできるのか Vol.01

尾道についた。 はあ、ほんとに帰ってきちまった。 嬉しいような、 怖いよう

記事を読む

01980e4a91daf5aa87b13c99cf37166aee36349814

エチオピアシダモG2は流れに抗わず

    ぼくのなかには決して起こしてはいけない、もうひとりの僕がいる

記事を読む

img_6287

群馬人が尾道で空き家を見つけることはできるのか Vol.07

        &n

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

  • メールアドレスを入力して購読ボタンを押すと、 記事の更新通知が届くようになります^^

  • 真逆のふたり。どうなる?

    5年間世界を旅していた過去をもつユウジと、27年間実家をでたことがないアイカ。こんな2人の世界旅。おもしろい。

PAGE TOP ↑