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28歳躁鬱病者はバスに揺られてかく語りき 2016/02/02

公開日: : ユウジ 記事

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バスは刻々と広島へ向かっている。

寝て起きたら岡山に入っていて、

前回の滞在時に行った店が目に入るようになると

あの頃の気持ちがフラッシュバックしてきて

すっかり弱気になってきた。

そんな自分をたたき潰すためにも、

またなんか書かせてもらおうと思う。

 

この二ヶ月くらいだろうか。

群馬の古民家改装も落ち着き、

やっとひと段落ついて安心したのも束の間だった。

気づいたら息ができなくなっていた。

日本にいるとすぐにこうなるから、

個人的にこれを「日本病」と呼んでいる。

 

一体何年この病気に(病気と認識してなかったけど)悩まされ続けただろう。

ぼくは自分の重大な欠陥だと思っていたし、

あまりに弱い自分をたたき殺してやりたいとずっと思っていた。

今でも思ってる。

「ふつう」に生きることができない。

なにかを作り、それに依存した瞬間、

陰と陽の高速回転がはじまる。

そこから抜ける以外に、方法はない。

今回は、日々の瞑想のおかげか、だいぶ早く抜けられた。それを褒めることにする。

もう、認めてしまって、褒めよう。ぼくはそういう人間だ。

 

この文は躁鬱病の人達は見たくもないだろうが

鬱気になるとなにをするにもまったくやる気が起きなくなる。

なにかが断線しているような状態になってしまう。

何度カチカチやったってスイッチが入らない。

そもそもなんでそれをしなくちゃならないのか何度考えても意味がわからなくなる。

昨日だってえーす(あいか)が話しかけてきても返事をしなくちゃいけない理由がわからなくなってしゃべれなくなった。

ご飯を食べる理由もわからなくなるし、

希望を持たなくちゃいけない理由もわからなくなる。

そしてよく聞く答えに行き着くわけだ。

「生きてる理由がわからない」ってやつだ。

簡単に言えばたしかにそうなる。

 

旅から帰ってきて

相変わらずどいつもこいつもクソ陰気くせえ国民だな

と、心底思ったもんだが

気がつけば自分がそうなってる。

というか、だからこそ旅をしたわけで。

もともとの起源はこっちなのだ。

 

なので今僕は自分を再生するために旅をするべきだったのだろう。

でももう海外ではない。

死ぬまでに絶対カナダからアルゼンチンまで縦断するが、

ここでまた海外へ旅に行ってはいけない気がした。

それは前回の記事に書いた。

旅のスタンスを変える。

というより旅の本質を見極める旅とはなんなのか。

本質としての答えを出す。

じゃないと僕は永遠に海外放浪を続けることになる。

それは嫌だ。それは違う。

 

旅とは何か。旅ってなんだ。

それはぼくにとって、

「自分で自分を崖から突き落とす」

という瞬間的行為だ。

それが本質であるならば、

海外を放浪することだけが旅であるわけがない。

僕は今落下している。尾道に向かって別次元の中を落下している。

着地までようやくあと数時間だ。

2月1日発の新宿発福山行きの夜行バスの

予約画面の最後のページで

「やめてお願い!やめて!」と叫ぶ自分自身を

左クリックで突き落とした。

突き落とされた現在、落下真っ最中の僕は今、

涙目でごめんねと言いながらもしっかりとぼくを突き落としたぼくに、

感謝している。

それはクソ嫌味ったらしくも、

空を飛んでることと同義だからだ。

 

バスは倉敷についた。

少し体が軽くなったみたいだ。よかった。

 

 

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